本日の離婚の振り返りは、 world さん 女性 32歳になります。
目次
結婚のきっかけ
記述者の離婚時の年齢:32歳 記述者の性別:女性 記述者の離婚時の職業:兼業主婦 相手の方の離婚時の年齢:37歳 相手の方の性別:男性 記述者の離婚時の職業:自営業 知り合った経緯:友人の紹介 結婚のきっかけ:結婚適齢期を過ぎ焦りがあった時に知り合ったから。
離婚決意の瞬間:ラジオで耳に止まった”離婚”
仕事帰りの車の中でラジオをボンヤリ聞いていると、パーソナリティがリスナーと何か話していた。ボンヤリ聞いていただけのため話の内容は分からないが、会話の途中で何度も気になるキーワードが出て来た、それが離婚だった。 リスナーは離婚したばかり、しかし、メッチャ陽気なため、パーソナリティは「大丈夫?離婚で頭がオカシクなっていない?」、すると離婚をしたリスナーは「どうしてオカシクなるの、離婚をして私メッチャ幸せ」。 離婚をしてメッチャ幸せ??? 離婚を負のイメージに捉えていた私にとって、顔も名前も知らないリスナーさんの「離婚をしてメッチャ幸せ」がメッチャ衝撃的で、それをキッカケに離婚を決めた。 これだけ見ると、ノリで離婚を決めたように見えますが、 この離婚の決意に至るまでに、少々ご説明が必要です。
離婚の予兆:息子たちに見せたくない親の姿
私は神経質、そのため、部屋が散らかっていると落ち着かない。 一方、元夫はガサツな性格、ガサツぐらいでないと自営業は務まらない、神経質な私は何故かガサツな夫に惚れてしまい結婚をした。 結婚をすると人は変わる、変わってくれると思ったが、元夫のガサツさは変わらなかった。 人のことは言えない、結婚をしても私の神経質は変わらなかったのだから、イヤ、結婚前より私は神経質になってしまった。 食事の際に元夫はクチャクチャ音を立てる、それが気になる私は注意すると、元夫は「そうかな、クチャクチャを人に注意されたことないよ」。 結婚をすると元夫の両親とも食事をすることがあったのだが、驚くことに元夫の家族もクチャクチャ音を立てて食事をしていた。 大人になってから習慣を改めるのは難しいのだろう、何度注意をしていても元夫のクチャクチャは直らなかった。 元夫が私の家族と一緒に食事をすると、私の家族の箸が止まった、なぜなら、元夫のクチャクチャが気になるから。 私の弟は、姉である私や母親から「クチャクチャしない」と注意を受けているのだが、その弟さえも元夫のクチャクチャが気になるのだ。 私の家族は、私に元夫に「注意をしないの?」と思っているが決して口にはしない、家族ではあっても言って良いここと悪いことがあるのだから。 クチャクチャを我慢していると食が進まない、すると、元夫は「お替り」。 その瞬間にブチッと切れてしまい、元夫の茶碗を流しにぶつけ、私は家を出た。
離婚後を振り返ると
家を出た私は、実家には帰らずビジネスホテルに泊まった。 離婚のことは頭にあったが、家を出る準備は何もしていなかったため、家を出た時はサンダルを履いていた。 家から持って来たものはサイフだけ、追いかける元夫を振り切るために走ったため喉が渇き、ジュースを買いに行こうと部屋を出るとホテルスタッフが「どちらへ?」。 ホテル内の喫茶店に入ると、店員さんは私のことをジロジロ見ており、サンダルを履いた女がビジネスホテルを利用すると、何か問題を起こすのではないかとメッチャ警戒された。 ジロジロ見られてはいたが、食事の途中で家を出て来たためお腹が空いており、スパゲッティを食べた。 自営業者の夫は平日でも家に居るため、私の仕事がない時は3食ともクチャクチャを聞かされていたのだけど、一人で食べる食事はノーストレス。 サンダルを履いた私は訳あり女と思われていたが、スパゲッティをペロッと平らげると、スタッフさんらの警戒は解かれた。 離婚をすると他の人と食事をする機会は増えたが、誰もクチャクチャと音を立てながら食事はしない。 食は健康の源になるはずなのだが、クチャクチャと音を立てる元夫と一緒に頂く食事はストレスでしかなかった。 離婚をしたら、半年で体重は5キロも増えた、しかし、痩せるつもりはない、だって、メッチャ食事が美味しく感じているのだから。
結婚をする過去の自分にアドバイスするならば。
「人は何にでも成れる、また、人は何事にも慣れる」と私は学校の先生から教わった。 その言葉を信じ、元夫のクチャクチャに耐えたのだが、私はクチャクチャに慣れることはなかった。 離婚がマイナスに働くことは分かっていた、だから、クチャクチャが気にならないよう元夫と食事をする際は耳栓をしていた。 耳栓をしていても、クチャクチャは良く聞こえる、実際には聞こえてないのかもしれないが、元夫が口をパクパクしているだけでもクチャクチャに感じる。 離婚をしてから元夫の夢を見た、夢の中の元夫もクチャクチャしながら食事をしていた。 目を覚ました私は、心臓がバクバクしていた。 夢のことを母親に話すと「病院で診てもらいなさい」、病院で診てもらうとクスリが処方された。 処方されたクスリを服用すれば、クチャクチャが気にならなくなるのだろうか? そんなことはない、処方されたクスリをシッカリ服用しているが、症状は相変わらず。 この頃、思うことがある、私はクチャクチャが嫌だったのだろうか? それとも、離婚をする口実が欲しかっただけではないだろうか? 離婚となると、離婚に有利な材料を集めがち。 しかし、それは、離婚をする相手にとっては失礼なこと、相手の家族にとっても失礼なこと。 離婚をするのは夫婦であって、相手の家族を傷付けるようなことは慎むこと。 それが覚悟できないのであれば、今、その紙切れを出してはいけない。
この記事をご覧になった方へ
クチャクチャと音を立てながら食事をする元夫と別れて、私は良かったと思っているのだが、離婚を知った友人は「どうして離婚をしちゃったの?旦那さんお金持ちだったのに」。 確かに私の元夫は、自営業者ではあるが働き者のため沢山お金を稼げる人だった。 クチャクチャ音を立てるのが嫌で離婚をしたことを友人に話すと、「勿体ない」と言われた。 もし、私の友人がクチャクチャと音を立てることで悩んでいたら、「クチャクチャと音を立てるぐらい良いじゃない、お金を沢山稼いでいるのだから」と言うだろう。 離婚をしてみると、クチャクチャと音を立てるくらい些細なことだったと思う時がある。 しかし、この先もずっとクチャクチャを近くで聞かされると思うと、神経質な私は耐えられない。 もし、離婚をするかしないかで迷っているなら、夫(もしくは奥さん)の良いところと悪いところを紙に書いてみる。 良いところと悪いところの差が大きいなら、離婚を迷うことはないだろう。しかし、僅差の場合は離婚をするかしないかで迷うだろう。 そんな時は、答えをスグに出す必要なない、決心に至るまで離婚は留意すべきである。 留意期間が長いのは、離婚問題だからだろうか? 離婚をするかしないか迷うのは、そもそもの優柔不断な性格によるもの。 相手を非難する前に、自分はどうなのかを考える、自分はどう見られているかを考える。 相手のマイナスな部分が見えたら、それは自分にも当てはまらないのか考えてみる。 案外、自分にも当てはまることは多い、 なぜなら、似た者同士が結婚をしていることが多いから。