本日の離婚の振り返りは、 sole さん 女性 34歳 になります。
目次
結婚のきっかけ
記述者の離婚時の年齢:34 記述者の性別:女性 記述者の離婚時の職業:専業主婦 相手の方の離婚時の年齢:40 相手の方の性別:男性 記述者の離婚時の職業:歯科医(勤務医) 知り合った経緯:大学の先輩で、同じサークル(茶道部)だった 結婚のきっかけ:相手から告白され、仲が良かった事もあり嬉しかったので交際。私は色々あって大学を途中でやめたので、専業主婦になれば今後、経済的な心配をしなくていいなどと浅慮な打算もあって、その相手と結婚した。
離婚決意の瞬間:一人で生きていけることに気づいた
結婚後の夫の横柄な態度に不満がつのっていた時、お小遣い稼ぎとしてやっていたライティングのバイトを好きになりました。 最初は月に数千円という少額しか稼げませんでしたが、半年くらい続けて、気がつけばすきま時間でやっていたライティングのバイトだけでかなり稼げるようになっていました。 自分自身が本当にやりたい事が見つかったのです。 それにパートに出て稼いでいたお金も合わせれば、自分一人の最低限の生活費を得られると分かりました。 私は我慢して今の環境に留まらなくても、自分ひとりで生きていけるんだと思い、離婚を決意したのです。
離婚の予兆:浮気を宣言・公言
夫は家事を手伝わないのは当り前、知り合いを家に連れてきては私にお酌をさせ、知り合い達の前で私の悪口(高卒、何もできない等)を言っていました。 仕事でストレスをためて家に帰ってきて、家では常に不機嫌な空気を漂わせていました。 私はあまり深入りしなかったのですが浮気している事も雰囲気で察しました。 「医者はストレスが多いから、浮気くらい当り前。夫自身も、俺の知り合い(の医者)でしてない奴はいない」 などと私の前で平気で言っており、関係は冷めきっていました。
離婚をした後で:お金以上に脱ストレスを感じた
プラスかマイナスでいえば、完全にプラスです。 大学を途中でやめ、専業主婦としてもやっていけなかったら自分に道はないと考えていましたが、自分にできる事を少しずつしていけば、案外一人でもやっていけるのだと分かりました。 夫と暮らしていた時は、夫の振る舞いについても「これくらいはどこの家庭でもあること」と思って我慢していましたが、別れてみて初めて、結構なストレスを負っていた事を自覚しました。 それにやはり、平然と浮気する人間にパートナーとしての愛情を持つことは出来ません。
結婚をする過去の自分にアドバイスするならば。
目の前に色々な問題がある時は、結婚がその最良の解決策のように見えるかもしれません。 しかし当たり前のことですが、結婚相手は慎重に選ばないと後で後悔します。 最近では「一度結婚したら生涯その相手に寄り添うべき」のような価値観はやや古く、結婚後に上手くいかなかったら離婚、という選択も昔に比べれば取りやすいとは思うし、その選択を取ることは全く悪い事ではないと思います。 ただ、結婚後も幸せに暮らせないような相手を選んでしまった場合、離婚に至るまでの生活で心身を大きく疲弊させられ、本来自由であるはずの人生をパートナーに縛られて過ごす事になります。 また、私の場合は夫との間に子供もいなかったので、比較的スムーズに離婚に持っていくことが出来ましたが、子供がいた場合のことも考えると、離婚のハードルは高くなってしまうでしょう。 お互いに無益な時間を過ごさない為にも、また生まれる子供に迷惑をかけない為にも、結婚相手はどうか慎重に選んでください。
この記事をご覧になった方へ
私はほぼ惰性で結婚し、結婚生活が嫌になったので離婚しました。 傍目にはいい加減だと言われてもおかしくない振る舞いです。 実際、「夫と離婚したい」と相談した友達や家族は口を揃えて離婚に反対したり、「もう少し頑張ったら?」と言いました。 しかし私は、少なくとも今自分が、自立した生活の中で自分らしく能力を発揮し、幸せに過ごせているという点で、離婚という選択は正しかったと感じています。 むしろこの選択を取らなかったら、私は間違いなく不幸になっていたと思います。 「離婚したい」と言ったら、あなたの周りの人は(主に世間体などの理由で)反対するかもしれません。 しかし、ただ社会通念に従うためという理由だけで「結婚した」という事実に囚われる事は馬鹿らしいです。それだって「惰性」にほかならないですし、それなら自分の為になる方を選ぶべきです。 結婚後の生活に耐え難い不満が生じた場合は、あまり深刻に考えず、自分のやりやすい道をその時々に選んでもいいと思います。